LLC(エンジン冷却水)交換とは

4781858804_3c7a538632_z

冷却水に使われているロングライフクーラントというのは「LCC」と呼ばれています。
これは年間を通して利用できる不凍液のことで、凍結防止効果とか錆止め効果もあるのです。
しかしこうした効力が持続するのはやはり2年間が限度だと言われています。
なぜでしょうか。
LCCの主成分というのはエチレングリコールと呼ばれるもので、徐々にその酸化が進行していき腐食性物質が生成されたり、水アカの発生などが考えられるからです。
一般的にはこの冷却水は2年ごとの交換が必要であると言われています。
しかし交換サイクルが長いのでなかなか交換を怠りがちですね。
冷却経路がダメージをうけてからでは手遅れですから、必ず交換をするようにしてください。
少しここではその手順に関して簡単に振り返ってみましょう。
まずスタートできるのは「ドレンプラグの位置」を確認することですね。
冷却水の排出ができるドレンプラグというのはラジエーターの下部にセットされているタンクの左右どちらかに位置しています。
これを外れない程度に目一杯ゆるめましょう。
完全に排出されるまで待つことが必要なのです。
次にそのドレンプラグを閉めて、ラジエーターの注入口の口元まで一杯に水を入れることができるでしょう。
そしてエンジンを始動させます。
こうすることで水を循環させて冷却経路内のすすぎを行う必要があるのです。
冷却水というのはヒーターコア内にも確実にながれますから、すすぎを行う時にはこれを作動させる必要があるのです。
冷却経路内のすすぎが終わったら実際にLCCを注入することになります。
ちなみに冷却水というのは水で薄める濃度に応じて凍結防止温度もかわってきます。
普通は30%から60%という間に使用することができるでしょう。
同時に行っておきたいのは「リザーブタンク」の洗浄です。
ここでは水垢などがよく付着してしまいますし、サビも沈殿してしまいます。
冷却水を交換する時にはぜひ綺麗に洗っておきましょう。

    プロフィール

    プロフィール画像

    山本 和巳

    野球と自動車をこよなく愛する九州男児です。凝り性なので、なんでも追求してしまうタイプです。 野球でのピッチャーはポジションで、ストレートが決め球でした。自動車の整備も得意で、自動車整備士になろうかと思ったほどです。 自分でいうのもなんですが、長身でスポーツマン、イケメンといわれますので、女性にはよくもてます。 妻と子供がいたのですが、そのとき出会ったちょっとハーフっぽい女性と付き合い始め、今はその女性と結婚し、子供もできたのですが、また最近離婚しました。 今はゴルフが趣味の女性に惹かれています。