フロントパッド点検・交換とは

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皆さんもご存知だと思いますが、ブレーキというのは摩擦を利用して速度エネルギーを熱エネルギーに変換しています。
そのようにしてその熱を空気中に放出することで原則を行っているのです。
この摩擦を発生させる部分が「ブレーキパッド」と呼ばれています。
時にはブレーキシューと呼ばれる部分で制動時に少しずつ摩耗することで焼き付きを防ぎつつ制動力を持ち続けることができます。
当然この部分というのは使えば使うほど減っていき、限界まで摩耗していると交換をしなくてはいけません。
この摩耗部分の限界というのはディスクブレーキのブレーキパッドで2㎜前後だと言われています。
さらに十分残量があったとしても年数が経過しているのであれば、硬化してしまって効きが低下していることが考えられますので注意が必要です。
このディスクブレーキというのは構造が非常に単調ですから、多少の整備知識や工具があればパットの交換は自分で行うことができるでしょう。
しかし分解する時には、各パーツの作動チェックというものを行いながら作業を進めていかなくてはいけないので状況によっては本格的な修理を伴うこともあります。
簡単にこの交換の手順を考えてみましょう。
まずロフトアップしてタイヤを取り戻します。
ディスクローターに覆いかぶされている形にセットされている部分がブレーキキャリパーと呼ばれるものです。
このキャリパーボディを取り外してみましょう。
裏側からはめ込まれているスライディングボルトを外してキャリパーボディを真上に引き上げるのです。
そしてそれが終わるとブレーキパットをシリンダーマウントからスライドさせるように取り外します。
外したパットは汚れを落として摩耗量を点検しましょう。
このブレーキパッドというのは新品時約10㎜くらいだといわれています。
摩耗限界は先ほども考えたように2mmですが、もし半分を割っているのであれば交換した方が確実であるということができますね。

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    山本 和巳

    野球と自動車をこよなく愛する九州男児です。凝り性なので、なんでも追求してしまうタイプです。 野球でのピッチャーはポジションで、ストレートが決め球でした。自動車の整備も得意で、自動車整備士になろうかと思ったほどです。 自分でいうのもなんですが、長身でスポーツマン、イケメンといわれますので、女性にはよくもてます。 妻と子供がいたのですが、そのとき出会ったちょっとハーフっぽい女性と付き合い始め、今はその女性と結婚し、子供もできたのですが、また最近離婚しました。 今はゴルフが趣味の女性に惹かれています。