エンジン冷却水(LLC)補充とは
皆さんもきっと「ラジエーター液」の中にある溶液をチェックしてみたことがあるかもしれませんね。
そこには冷却水もしくはLLCと呼ばれるものが入っています。
これはどういうことでしょうか。
これは基本的なメンテナンスをするうえでもとても重要なことですので、少し一緒に考えてみましょう。
まずこの冷却水というのはエンジン内部の摩擦とか燃焼などで生じる熱を冷やすことが目的になっています。
しかしこの冷却水はただの水だと色々問題が生じてしまいます。
例えばラジエーターの中がさびたり、冬場には水分が凍って、エンジンに亀裂が入ってしまうこともあるのです。
そこで重要になってくるのがLCCと呼ばれるものです。
これは別名「不凍液」とも言われますね。
つまり冷却水が循環する経路で錆の発生を抑制したり、冷却水の凍結を防止してくれるのです。
時にこうした冷却水が漏れていることがあります。
どのようにこれをチェックすることができるのでしょうか。
まずエンジンオイルと同じように車体の下をチェックすることが基本になります。
車両を走行させて、しばらくアイドリングをした後に車体の下をのぞいてみましょう。
また車庫から出す前に下周りをのぞいてみることもできるでしょう。
もし赤とか緑の溶液が垂れていたり、路面の付着が確認できたりやはり冷却水が漏れていることでしょう。
もちろん女性などの場合には下回りチェックもかなり大変ですね。
もっと簡単なのはボンネットを開けてみて水蒸気が上がっているのか、また冷却水の色のついた蒸発跡はないのかどうか確認してみてください。
このような冷却水というのはどこでも簡単に手に入れることができます。
いつも車に入れておいて不足している時すぐに補てんしておくことができますね。
水を入れるときにはしっかりとキャップを閉めることを忘れないでください。
そうしないと思わぬ水漏れの原因になってしまうのです。
まずはエンジンルームを開けて冷却水のふたを見つけてみましょう。